外国為替証拠金取引での為替差益「キャピタルゲイン」について
FXで行われる取引での魅力である収益には、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の大きく分けて2つがあります。
初心者の方にも分かりやすく簡単にその概要や違い、その使い分け方について説明したいと思います。
まずキャピタルゲインですが、これは日本語では「為替差益」で儲けることをあらわします。
為替差益で儲けることは、外国為替証拠金取引の基本となります。これは、いわゆる株での相場差益に相当するものですが、大きく儲けるにはキャピタルゲインを中心に据える必要があります。
その理由としては、金利のみで儲けようとした場合に為替レートがほんの少し変動しただけで利益がふっとんでしまったというようなことで損はしなかったが儲けもでていない、ということになりがちだからです。このあたりはインカムゲインの項で説明しますが、これではFX取引をしていても全然面白くなくなってしまいます。
もちろん資産保全のためということで外貨口座を開設しているということなら、それでも良いのでしょうが、儲けようと考えているなら、まずは為替差益で儲けるキャピタルゲインを中心に据えるべきのようです。
そのキャピタルゲインでの仕組みを簡単に言ってしまえば、「安く買って高く売る」ということです。
これは儲けるための仕組みとしては一般のビジネスでも株でも原則は同じということですが、ただFXが株や商取引と違う点は、為替レートが上がっても下がっても儲けが出せるということが挙げられます。
このことを言い換えれば「高く売って安く買う」という取引が出来るということです。
この取引ができるのは、株や商取引というのが「買い(仕入れ)」から入るのに対し、FXでは「売り」から入ることができるからなんです。
例えば、具体的に数字で表すと
1ドル=130円で1万ドル(130万円)売った場合、1ドル=120円になったときに
1万ドル(120万円)分を買い直せば、10万円(130万円-120万円)の利益が出ます。
外国為替証拠金取引でのキャピタルゲインは、このように相場高と相場安の両面から攻めていくことができるということですから、初心者の方も、まずはキャピタルゲインの練習からはじめるべきでしょう。
またバーチャルFXというゲーム感覚で出来るサービスもありますので、初心者の方はそこで練習してみるのも賢い方法のようです。
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